内容説明
大正十四年、英仏戦車による日本最初の戦車隊創設以来、昭和二年の国産第一号戦車の誕生をへて、大陸の戦野に進出した日本機甲部隊―ノモンハン事件での戦力拡充の戦訓を取りいれることなく、南方攻略戦に突入した“鉄獅子”たちの興亡を描いた戦史入門書。輸入戦車から試作車両まで、図版・写真多数を収載。
目次
序章 戦車発達の足跡
第1章 大陸の騒優(九二式重装甲車の登場;上海の市街戦 ほか)
第2章 日本軍の快進撃(マレー半島を南下せよ;比島の日米軽戦車戦 ほか)
第3章 連合軍の反攻(ガダルカナルの激闘;中部ソロモン諸島の戦い ほか)
第4章 戦線の崩壊(タラワに現わる水陸両用戦車;サイパン島の夜襲 ほか)
著者等紹介
木俣滋郎[キマタジロウ]
昭和5年、浜松市に生まれる。一橋大学経済学部卒業。工学院大学付属高等学校教諭。教鞭をとる傍ら、戦史・兵器の研究に勤しむ。平成10年、退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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