蒋介石と新生活運動

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  • サイズ A5判/ページ数 282,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766413090
  • NDC分類 365.6
  • Cコード C3031

出版社内容情報

蒋介石が1934年から足かけ15年にわたって展開した大衆動員運動=「新生活運動」の全容を解明。1930年代から40年代の国共関係の変容や、蒋介石が描いた近代国家建設の理念を明らかにする。

内容説明

中国国民党、及び、中華民国国民政府の指導者、蒋介石が1934年2月19日に発し、足かけ15年にわたって展開された大衆動員運動=「新生活運動」の全容を解明。蒋介石の日本留学経験や、クリスチャンで大財閥令嬢である妻、宋美齢が果たした役割、ドイツやイタリアのファシズムの影響等の検証から「新生活運動」の理念や実施内容を詳細に分析。1930年代から40年代の国共関係の変容や、蒋介石が描いた近代国家建設の理念を明らかにする。

目次

序章 蒋介石研究の射程
第1章 新生活運動発動の背景―思想的側面を中心に
第2章 新生活運動の組織構造と蒋介石の権力基盤
第3章 蒋介石の権力の浸透と新生活運動―一九三四年を中心に
第4章 蒋介石の国家建設理念と新生活運動―一九三五~一九三七年を中心に
第5章 新生活運動と「抗戦建国」―一九三七~一九四五年を中心に
補章 蒋介石の対日認識―新生活運動の背景を例に

著者等紹介

段瑞聡[ダンズイソウ]
慶應義塾大学商学部助教授。1967年生まれ。中国・内蒙古大学外国語学部卒業(88年)後、同学部助手に就任。90年財団法人大内山塾に日本語研修のため来日。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修士課程(94年)ならびに博士課程修了(99年)。杏林大学を経て、2001年より慶應義塾大学商学部専任講師、2003年より現職。博士(法学)。専攻は中国近現代政治史、現代中国政治、日中関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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