慶應義塾大学東アジア研究所叢書
グローバル・ナショナル・ローカルの現在

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  • サイズ A5判/ページ数 418p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766412598
  • NDC分類 304
  • Cコード C3030

内容説明

グローバル化の空間力学。日本をふくむアジア/ラテン・アメリカを中心に、「グローバリゼーションと市民社会・農村社会との関係」「グローバリゼーションと共犯関係にあるナショナリズムの諸相」「ローカル/ナショナルを超えるガバナンスの可能性」を問い直した一冊。

目次

グローバル化のトポロジーとトポグラフィー
第1部 グローバリゼーションと市民社会(インボランタリーからボランタリーへ―「愛国主義」時代の中国で宗教系慈善団体が持つ意味;中国の地域社会近代化への模索―コミュニティNPOの創出;グローバリゼーション下のアルゼンチンにおける市民社会の政治化―ピケテーロス運動に焦点を当てて;国家、市場を社会に埋めこむ―ブラジルにおける多元的社会創造への挑戦)
第2部 グローバリゼーションと農村社会(中国農村における村民選挙と権力構造の変容―江西省の村落を事例として;コーヒーのフェアトレードの可能性と課題―メキシコ・チアパス州の2つの生産者協同組合を事例として;グローバル危機と社会行動仏教による人間の安全保障―アジアのローカル文化復興によるオルタナティブ発展)
第3部 ナショナリズムの諸相(食とナショナル・アイデンティティ―日本のコメ輸入反対論を事例として;反捕鯨問題をめぐるグローバリズムとナショナリズム;コミュニティを基軸としたチカーノ・ナショナリズムの構築―1960年代のロス・アンゼルスで生まれたポリティクス;ブータンの国家戦略―両大国のはざまで)
第4部 “ナショナル”を超えるガバナンスの可能性(マルチレベル・ガバナンスの有効性―バルト海の環境問題を事例として;イスラームとグローバル・ガバナンス)

著者等紹介

野村亨[ノムラトオル]
慶應義塾大学総合政策学部教授兼政策・メディア研究科委員

山本純一[ヤマモトジュンイチ]
慶應義塾大学環境情報学部教授兼政策・メディア研究科委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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