目次
第1章 戦中・戦後の吟醸酒―混乱期の出来事と品質志向(終戦前後の酒事情;酒質には二つの価値観があった ほか)
第2章 昭和二七年から三〇年代―実のない試行と虚ろな発展(全国規模の品評会を望む声;昭和三〇年代の吟醸酒―私の体験から ほか)
第3章 昭和四〇年代―吟醸技術の変革と新商品開発(体験的実証、吟醸酒がうまくなった;吟醸酒に科学的なアプローチ ほか)
第4章 困難を乗り越えて―吟醸酒の市販に踏み切る(吟醸酒はなぜ売れなかったのか;吟醸酒を市場に出す ほか)
第5章 消えていた「吟醸」という言葉(「吟醸」がもつ二つの意味;級別制度と「吟醸」 ほか)
著者等紹介
篠田次郎[シノダジロウ]
昭和8年仙台市に生まれる。昭和31年福島大学経済学部卒業。民間企業勤務を経て、昭和40年篠田安藤建築設計事務所、ジェイナスコンサルタンツを開設。酒造工場の設計、コンサルタンツに携わる。これらの仕事のなかで吟醸酒に出会い、「幻の日本酒を飲む会」を創設。以降25年にわたり吟醸酒を味わいながら、吟醸酒百年の歴史研究を続けている。技術士、一級建築士、中小企業診断士。吟醸酒研究機構世話人頭、幻の日本酒を飲む会会長
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