宗教改革の思想

宗教改革の思想

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 371,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784764271944
  • NDC分類 192.3
  • Cコード C3016

内容説明

近代世界の黎明、プロテスタンティズムの原点である宗教改革。ルター、ツヴィングリ、カルヴァンの中心思想は何か。またカトリック教会はそれにどう対応したか。中世スコラ学やルネサンスとの関連も含め、宗教改革の中心思想とその歴史的コンテクストを明快に分かりやすく解説した名著。最新改訂第3版からの翻訳。

目次

第1章 序論
第2章 中世末期の宗教
第3章 人文主義と宗教改革
第4章 スコラ主義と宗教改革
第5章 宗教改革者たち・小伝
第6章 信仰義認の教理
第7章 予定の教理
第8章 聖書に戻れ
第9章 サクラメントの教理
第10章 教会論
第11章 宗教改革の政治思想
第12章 宗教改革思想の伝播
第13章 イングランドの宗教改革思想
第14章 歴史に対する宗教改革のインパクト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さえきかずひこ

11
16世紀に始まったキリスト教の宗教改革運動について詳しく知れる一冊。まず、宗教改革の概念についての説明から始まり、ルター派、改革派(いわゆるカルヴァン派)、急進派(アナバプティスト)、カトリックの改革について概説した後に、中世末期のキリスト教の様子がまとめて述べられる。人文主義、スコラ主義と宗教改革の関係、また教理の問題、サクラメントの扱い方、教会論、政治思想としての宗教改革の意義など幅広いテーマが論じられている。ルターは宗教改革の象徴だが、筆者は、理論的に優れていたカルヴァンの存在意義を強調している。2018/11/01

うえ

8
「自然科学の著しい発達をある一つの支配的要因によって説明しようとする理論は…説得力をもたない…多くの要因が貢献していたことは明らかである。それらの一つが疑いもなく宗教的なものであり、ジャン・カルヴァンに帰される。過去百年を遡る社会学的研究の蓄積は第一級の自然科学者を生む能力が…プロテスタント、カトリックそれぞれの伝統の間で恒常的に続く相違があることを示している」アルフォンス・カンドルに依れば「プロテスタント側のほうが自然科学の研究を推奨することに優れている」「カルヴァンは天文学と医学の研究を奨励した」2018/01/29

yanapong

0
宗教改革研究の必読書なのかも。緻密・詳細だが簡単ではない。2010/12/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/234205
  • ご注意事項