内容説明
光と闇・精神と物質・聖と俗という「対立物の一致」の理念を説いたドイツ生まれの神秘思想家ニコラウス・クザーヌス(1401‐64年)。司教として枢機卿として、教会生活刷新のための働きの中での黙想から生まれた代表的な作品『神の子であることについて』『神を見ることについて』『観想の極致について』『知恵の狩猟について』を収め、「神概念」を探求し続けたその独特な思惟の方法に迫る。
目次
神の子であることについて
神を見ることについて
観想の極致について
知恵の狩猟について
著者等紹介
岩田圭一[イワタケイイチ]
1973年広島県に生まれる。現在、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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