- ホーム
- > 和書
- > 医学
- > 臨床医学内科系
- > 脳神経科学・神経内科学
出版社内容情報
《内容》 本書は,対象を慢性期の精神科患者に絞り,そのリハビリテーションの基本的な事柄を一つ一つていねいに解説することによって,長期にわたる精神科ケアの全体像を明確に提示している.本来この領域に働く作業療法士のために書かれた本書が,他の関連職種,たとえば医師や看護婦,ソーシャルワーカー,そして患者の家族や行政担当者の間で広く読まれてきた理由は,記述の一つ一つが具体的であることに加えて,疾患に悩みながらも懸命に生きる患者に寄せる著者の共感が本書の全編にわたって流れていることにある. 《目次》 第1部 治療の理論とモデル 第1章 学習理論に基づいた治療 精神科における行動モデル/学習理論/行動療法的治療の構造 第2章 人間学の影響 源流と支流/Carl Rogers/Abraham Maslow/人間学の影響と作業療法 第3章 自己,社会化と作業療法 象徴的相互作用/自己概念と社会化/Erving Goffman/実践的関わり 第4章 治療への発達的アプローチ 基本的概念/Erik Eriksonの自我発達の8段階/Anne Cronin Moseyの7つの適応技能 第5章 要約的見通し 再び意味論/医学的モデル/要約第2部 治療の構造 第6章 患者 長期治療/老人/精神分裂病/傷つきやすい人格/知的障害者 第7章 総合評価 総合評価の理由/全体的な見方/基本的な見方/総合評価のメカニズム 第8章 治療計画 情報のまとめ/意図を伝える/改善させるには 第9章 環境 刺激/教育と学習/特殊な環境 第10章 活動 活動の利用/身体的活動/社会的活動/身辺的活動/作業と生産的活動 第11章 地域医療 はじめに/地域社会内での準備/地域社会での作業療法士/地域社会内の施設 第12章 評価 個人的改善の評価/治療方法の評価/簡単な研究の原理