内容説明
医学が進歩しているのに、病人が増えるのはなぜだろう?全米ナンバーワンの胃腸内視鏡外科医が教える太く、長く、生きる方法。
目次
第1章 常識を信じていると危ない!(四十年間、私が死亡診断書を書かなかった理由;元気な百歳になる方法 ほか)
第2章 太く長く生きるための食べ方(あなたはあなたが何を食べているかで決まる;新谷食事健康法でガンが再発しない理由 ほか)
第3章 この習慣が健康な体をつくる(病気の大半は遺伝よりも習慣に原因がある;習慣は遺伝子を書き換える ほか)
第4章 「命のシナリオ」に耳を傾ける(命には寿命をまっとうできる仕組みがある;臓器別医学は医者をダメにする ほか)
著者等紹介
新谷弘実[シンヤヒロミ]
1935年、福岡県生まれ。順天堂大学医学部卒業後、渡米し、胃腸内視鏡学のパイオニアとして活躍。世界で初めて、新谷式と呼ばれる大腸内視鏡の挿入法を考案し、開腹手術することなく大腸内視鏡によるポリープ切除に成功、医学界に大きく貢献する。日米でおよそ30万例の胃腸内視鏡検査と9万例以上のポリープ切除術を行っている、この分野の世界的権威。アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授およびベス・イスラエル病院内視鏡部長のほか、前田病院(元赤坂胃腸科クリニック)、半蔵門胃腸クリニックの顧問などを兼任。98年に刊行した『胃腸は語る』(弘文堂)はロング・ベストセラーとなり、いまなお売れつづけている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月讀命
53
病気にならず長生きできる方法を長年の医療に従事した医師が見極めた上で、誰もが共通してもつ健康長寿を叶える為にはいかにすべきかを問う。毎日の食事を通じて多くのミラクル・エンザイムを摂取する事により、食歴と生活習慣を整える事こそがその人の健康状態を決める最大の要因である事を発見した。そして、ミラクル・エンザイムを消耗させる原因はなんなのか、ミラクル・エンザイムを補うためにはどうすればよいのかを、日々のちょっとした生活習慣の改善で、病気にならずに天寿をまっとうする事ができるという事である。 2016/10/19
HoneyBear
24
新谷博士は内視鏡手術のパイオニアとして25万人もの腸を診てこられた。数年前、先生がリタイアされる前にポリープを切除して頂く幸運を得た。70歳を超えているとは思えない快活さで、それ以来大ファンとなった。確かに彼の本には突飛な(怪しい?)議論や用語もある。しかし、何十万もの腸を診てきた第一人者の観察と意見はなかなか重い。乳製品のリスクについてはプラント博士の本やChina Studyなどとも整合的。因果関係の立証が難しいトピックで、結局は自分で判断すべきことだが、達人の経験に耳を傾けるのも良いかと思う。2014/01/06
やどかり
21
理にかなった説明で納得のいく健康法だ。それぞれの動物が持っている歯から、何を食べるようにできているのか説明されていたのが、目からウロコ。全てマネするのは無理だけど、できるだけチャレンジしてみたいと思う。お肉減らして、お魚食べます。2015/08/04
かわうそ
20
肉食の動物がなぜ食物繊維不足にならないか、生きた食べ物と死んだ食べ物、酵素の消費、日本の医療の欠点などなど「なるほど〜」と思うことが多々あった。自分は小さい頃からよく噛むという習慣がない。カレーや麺類、雑炊のようなものもほぼ「飲み物」である。現在もそれは特に改善をみないのだけれど、こんなふうにちゃんと知識と実践ある方からの説明をがあると今後は気をつけよう...と神妙になってしまう。果たして「ミラクルエンザイム」なるものがあるかどうかは別として、大変納得できる事柄が詰まった一冊。自然に沿って生きるべし。2015/08/05
kera1019
19
酵素の効力や機能よりも如何に有効に酵素を活用するかに重点がおかれてるのでより実用的です。如何にミラクル•エンザイムを補う食事をし、ミラクル•エンザイムを浪費しない生活習慣を身につけるか、患者の体に教えてもらった事が著者の医療の基本となっているので説得力もあります。動物食を控え、食べ過ぎず、よく噛んで食べる。適度な運動と睡眠、良い水を摂る。全て基本的な事やけど、エントロピーの流れの中からシントロピー機能が正しく働く為には自然の摂理に則した生活を送る事が大切というのはもっともだと納得。2014/08/26