内容説明
本書では、心理学はコミュニケーション研究にどのような組織的貢献が可能であるかという視点から、「コミュニケーション心理学」の構想を描いている。「コミュニケーションの認知」を知覚心理学、認知心理学、言語心理学から、「コミュニケーションによる人間形成」発達心理学、家族心理学、教育心理学から、「コミュニケーションによる社会的影響」を対人心理学、集団心理学、文化心理学から、「コミュニケーションによる適応改善」を健康心理学、臨床心理学、障害児心理学から記述し、領域別心理学の枠を超えた「コミュニケーションの技能」をコミュニケーション・スキル論、非言語的コミュニケーション論、コミュニケーション情報機器論から論じた。
目次
コミュニケーション心理学の構築へ向けて
第1部 コミュニケーションの認知
第2部 コミュニケーションによる人間形成
第3部 コミュニケーションによる社会的影響
第4部 コミュニケーションによる適応改善
第5部 コミュニケーションの技能