目次
第1部 ホームレスの形成と性格(経済の高度成長期における貧困の創出―山谷日雇労働者のホームレス化に関する研究;日雇労働者の最後の沈殿の様相―ホームレス化と生活保護)
第2部 近年のホームレスの実態(川崎市のホームレス;大都市周辺地区大宮市のホームレス―野宿者の経歴と昼間の過ごし方に関するケース・レコード)
第3部 今日のホームレス問題に関する論考(川崎日雇労働市場の趨勢と野宿生活者;川崎市における野宿生活者の就労状況;野宿生活が継続可能な川崎市の状況―川崎市調査からの考察;労働体系から見る女性「ホームレス」の源泉について;東京都・23特別区における「路上生活者自立支援事業」の現状と今後の方向性;英国のホームレス重点主義政策に関する考察;戦前の草間八十雄による浮浪者調査)
著者等紹介
川上昌子[カワカミマサコ]
1937年生まれ。1960年日本女子大学文学部社会福祉学科卒業。1971年法政大学社会科学研究科経済学専攻博士課程単位取得退学。2002年日本女子大学大学院人間生活学研究科、博士号(学術)取得。淑徳大学社会学部社会福祉学科教授
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