内容説明
アルプスの清流、バイエルンの肥沃な土地で育つ作物、伝統の味にこだわる職人、地元のビールを愛する住民が織りなす「地域循環」のハーモニー。自然環境の保全、安全な食品の生産・流通、地域の活性化。ドイツの地ビールづくりに、これらを成功に導く鍵がある。
目次
第1章 おいしく安いビール、造れる秘訣と造れない訳(ドイツビールはなぜおいしくて安いのか?;日本のビールに「安くてうまい」は望めない?)
第2章 おいしいビールの陰にエコロジーあり(ビールの命、水を守る営み;身近で育まれた素材が醸すおいしさ;「リサイクル」より「リユース」でおいしく味わう)
第3章 おいしいビールはコミュニティ発(町の数だけビールのある風景;「地産地消」なコミュニティビジネスを育てるために)
終章 日本のビールをさらにおいしくするために(おいしいビール造りは「企業の社会的責任」;「ビールはコミュニティ発」時代の地ビール会社の役割;酒税、リサイクル、自給率向上、地方分権、宿題山積みの日本政府)
著者等紹介
木村麻紀[キムラマキ]
フリージャーナリスト。ドイツ・ミュンヘン在住。1971年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。時事通信社記者を経てフリーに。地球環境の持続可能性を重視したビジネスやライフスタイルに関わる様々なテーマを取材。2004年度フルブライトジャーナリストプログラムにて、米コロンビア大学経営大学院客員研究員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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