内容説明
人間の認知・学習活動を頭の中の作用とは見ず日常生活の実践や相互行為や道具の組織化として捉える場合、エスノグラフィのもつ方法論としての有効性を、理論と具体的資料から明かす。
目次
実践とエスノグラフィの意味
第1部 実践へのアプローチ(具体性と実践の描出;アーティファクトと活動システム;移動と学習;状況・行為・内省)
第2部 フィールドからの報告(漁業者の生態学的な認知;“教室”の言語ゲーム;職人の「わざ」の伝承過程における「教える」と「学ぶ」)
著者等紹介
茂呂雄二[モロユウジ]
筑波大学心理学系助教授
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