内容説明
1982年のある日、横浜市内にある日本基督教団鶴見教会の敷地内に、小さな教会が生まれ、礼拝が始まった。トイレもない小屋に蒔かれた種は、今も力強く成長している。深刻な対立から生まれたオンボロ教会。そこで生まれたココロに響く聖書のお話。
目次
1 私たちはなぜ教会にいるのか(クリスチャンのくせに;教会には人間の赤裸々な姿がある;「右の頬を打たれたら左も出す」という抵抗のしかた ほか)
2 ナザレのイエスが訴えるもの(雅歌はおおらかなラブソング;神に「おとうちゃん」と呼びかけた祈り;ソロモンの栄華も雑草にかなわない ほか)
3 信仰ということ(党派性とその背後にあるもの;「説教は神の言葉」という傲慢;「三位一体」の教理問答 ほか)
著者等紹介
岡安博[オカヤスヒロシ]
1948年神奈川県生れ。中学生時代から日本基督教団神奈川教区の横浜上原教会に通う。1972年東京神学大学中退。およそ30年前に神奈川県横浜市鶴見区に転居して以来、神奈川教区鶴見教会の会員となる。その後、信仰理解をめぐる深刻な対立が生じたため、1982年より同教会内のバラックで意を同じくする会員と共に礼拝をはじめ、現在に至る
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