出版社内容情報
プロセス考古学とポスト・プロセス考古学の批判的検討を通して，考古学の現代的課題を明らかにした第一部と，理論を実践的に具体化した旧石器時代史に関する実証的な諸論文を集めた第二部よりなる。気鋭研究者による極めて刺激的な論考。
第１部 理論考古学
第１章 現代考古学論
第１節 プロセス考古学の遺産
第２節 ポスト・プロセス考古学諸流派
第３節 ヨーロッパの理論考古学
第４節 日本考古学の新しい展望
第２章 考古学の史的展望
第１節 アルケーの学
第２節 普遍史の観念
第３節 段階的発展史観
第４節 進化論的アプローチ
第２部 諸文化の発生
第１章 ヒトとその文化の起源
第１節 チンパンジーの道具作り
第２節 世界最古の石器群
第３節 ハンドアックス石器群の出現
第２章 アジア大陸の文化の発現
第１節 西アジアの前期旧石器群
第２節 インド亜大陸の前期旧石器群
第３節 東南アジアの前期旧石器群
第４節 中国の前期旧石器群
第３章 日本列島の文化の発現
第１節 小型剥片石器群―前期旧石器時代
第２節 斜軸尖頭器石器群―中期旧石器時代
第３節 ナイフ形石器群の出現
内容説明
日本考古学の現代的課題。ヒトの起源、文化の起源を探り、無文字社会の再構築を図る。
目次
第１部 理論考古学（現代考古学論；考古学の史的展望）
第２部 諸文化の発生（ヒトとその文化の起源；アジア大陸の文化の発現；日本列島の文化の発現）
