サドにおける言葉と物

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  • サイズ A5判/ページ数 260p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784759912548
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C3098

出版社内容情報

ルクレティウス、ルソー、ドルバック等のテキスト、キリスト教的伝統との綿密な比較検討の上に、サドが描き出す唯物論的世界と彼の言語活動の独自性を明らかにした、サドに関する日本で初めての学術研究書。
【目次から】
第1章 サド的世界の基本原理 
「衝突」 「火」とpassion 「切断-細分」化とサド的リベルタンの生き方
第2章 サド的世界における言葉と物
唯物論における言葉と物 言葉の「衝突」 
第3章 サドにおける自然の声とその代弁者
自然の声としての「情欲passions」:ルソーにおける「二つの声」をめぐって 声/代弁者としての<organe>:三つの『ジュスティーヌ』に見る<organe>の変遷 サド的リベルティナージュの頂点:アパテイアと原理
終章 言葉の病理と作品の言葉
【第18回渋沢・クローデル賞受賞】