ノーベル賞からみた遺伝子の分子生物学入門

ノーベル賞からみた遺伝子の分子生物学入門

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  • サイズ A4判/ページ数 246p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784759808117
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C3045

出版社内容情報

《内容》 本書は,ノーベル賞を受賞した超一流の研究者が,どのようにして創造性に富んだ,オリジナリティーの高い研究を行ってきたのか,その業績をたどることにより,遺伝子の分子生物学の発展の歴史から最新の情報までを自然に学びとれるよう工夫されたユニークな教科書である.各章には「あなたならこのデータから何を読みとるか?」といった設問や「ノーベル賞へのヒント」などのコラムをもうけ,読者の問題意識を常に喚起するように書かれている.本書を読み進むうちに,単に知識を得るだけではなく,生の実験データから新しい概念を生みだす高い思考力と創造性を育むことができるだろう.大学や企業の研究者を目指す学生に必読の入門書.    《目次》 【主要目次】 I.現代遺伝学の誕生(モーガンによる染色体の遺伝機能の発見/ マクリントックによる動く遺伝子の発見/ ビードルとテータムによる遺伝子の代謝支配の発見/ デルブリュックらによるウイルスの増殖機構と遺伝物質の役割の解明/他) II.分子生物学の誕生( ワトソンとクリックによるDNAの分子構造の解明/コーンバーグによるDNAの複製機構の解明/ ジャコブとモノーによる酵素とウイルスの合成の遺伝的調節/ オチョアによるRNAの合成/他) III.分子遺伝学の基礎技術の確立(アルバーらによる制限酵素の発見とその応用/バーグによる組替えDNAの開発/ サンガーらによるDNA塩基配列決定法の開発/ マリスによるPCR法の開発/他) IV.分子遺伝学の発展( シャープとロバーツよる分断遺伝子の発見/チェックとアルトマンによるRNA の触媒機能の発見/ ビショップとバーマスによるレトロウイルスのがん遺伝子が細胞起源であることの発見/ 利根川による遺伝子の抗体生産機構の解明/ 脳領域と分子遺伝学/他)

内容説明

ワトソンやニーレンバーグなど42人のノーベル賞科学者の発見の轍をたどりながら、分子生物学という学問の創造過程とその基礎を自然に学べるように工夫されたユニークなテキスト。真に独創的な研究者をめざすあなたに必読の一冊。

目次

現代遺伝学の誕生(真核生物の遺伝学;原核生物の遺伝学)
分子生物学の誕生(DNAの構造と複製、転写の調節;DNAの遺伝情報の翻訳)
遺伝子工学の誕生(遺伝子解析の基礎技術;遺伝子操作と解析)
分子生物学の発展(真核生物の遺伝子の解明;真核生物の遺伝子制御)