ハルキ文庫<br> 二重標的(ダブルターゲット)―東京ベイエリア分署

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ハルキ文庫
二重標的(ダブルターゲット)―東京ベイエリア分署

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784758432252
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

東京湾臨海署(ベイエリア分署)の安積警部補のもとに、殺人事件の通報が入った。若者ばかりが集まるライブハウスで、30代のホステスが殺されたという。女はなぜ場違いと思える場所にいたのか?疑問を感じた安積は、事件を追ううちに同時刻に発生した別の事件との接点を発見。繋がりを見せた二つの殺人標的が、安積たちを執念の捜査へと駆り立てる―。ベイエリア分署シリーズ第一弾。

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社を経て執筆に専念。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オリックスバファローズ

97
今野敏氏の〈安積班〉シリーズ第一作で、過去にTVドラマ化もされて知らない人のいないほどのシリーズ。 安積警部補が率いるチームの各人の個性がキラリと光っていて、その彼等が物語をグイグイと引っ張っていた。2019/11/26

ノンケ女医長

94
警視庁(今作では東京ベイエリア分署と高輪署)警察官の、猛烈かつ使命感に溢れる働き方。方針の違いや目的が逸脱した正義感が気になるが、事件解決に向けた情熱が迸っていた。令和の現代とは違って、データ収集はアナログ。人の目に大きく依存していて、過酷さに心配した。容疑者が車で逃走。通信指令室と複数のパトカーが無線でやりとりする描写は迫力に満ちていたし、ここでも颯爽と現れ存在感を示す速水直樹警部補の活躍が光っていた。銃撃戦も緊張感に満ちていた。いつか速水直樹が主人公の作品も読みたい。2023/01/03

ひさか

86
1988年10月東京ベイエリア分署として大陸書房から刊行。1996年4月二重標的として加筆修正し、勁文社文庫化。2006年4月ハルキ文庫化。東京ベイエリア分署シリーズ1作目。長編。安積班の記念すべき1作目という価値しかなかった。2018/02/28

アッシュ姉

86
読友さんオススメの安積班初読み。期待以上の面白さで、これはハマった!頼れる上司で同僚からの信頼も厚い安積警部補が魅力的だし、取り巻くメンバも個性豊かで良い仲間ばかりなので、読んでいて楽しいし気持ちがいい!!安積さんの心の声も面白いし、ポーカーフェイスを気取っているのに、部下には意外とバレているところもツボ。湾岸分署の花形、交通機動隊の速水小隊長もかっこええ。今後の絡みも気になる。たくさんシリーズが出ているので、追いかける楽しみが増えて嬉しい。読友さんに感謝♪2016/07/06

aquamarine

78
ドラマは多分殆ど見ていると思いますが、原作は未読だったので、思い立って手に取ってみました。村雨と安積の関係やそれぞれの細かな性格などドラマとは違う部分も多いと聞いてはいたのですが、こちらはこちらでこの妙に人間臭いやり取りと関係がとても良かったです。一方で速水小隊長は最初からいいところをさらっていきましたね。事件の調査や解決までは今野さんの作品だから安心して読めますし、続きもゆっくり楽しんでいきたいと思います。2017/09/06

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