内容説明
辻本司の活躍(?)で、遂にオセアノは産業革命を迎えた。天才発明家の登場により、文明は大空を目指す。そんな中、種族間の反目を契機に司はその正体を明かす決断を迫られる…。一方、地球政府は「超地球知性体」の存在の証拠を入手する。銀河文明を操るゲームマスターとは一体なにものか?転換点の暗雲の中、勇気を持って前進する人々を描く好評ハートフル文明育成SF!第三巻は航空機開発と核危機の時代。
著者等紹介
小川一水[オガワイッスイ]
1975年岐阜県生まれ。男。中篇『リトルスター』でデビュー後、『まずは一報ポプラパレスより』『こちら郵政省特配課』『イカロスの誕生日』『回転翼の天使 ジュエルボックス・ナビゲイター』などを発表。宇宙作家クラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
18
最終巻に向けて急展開。風呂敷は広がる!楽しみだ♪2017/05/26
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
12
いよいよ文明は空へと、そして知性体の文明全体を管理する超越知性体の存在の影が…司の過去話はどう生きてくるのか、人類の今後の生きていく道は?物語は更に大きくなって面白くなって、次が最終巻というのが残念ですね。2010/11/09
ひさか
5
2003年2月ハルキ文庫刊。異文明SFという感じで進んでいたが、ラスト近く、何やら別な展開が。このままでは終わらないか。わくわくです。2020/08/17
FUJI燦々
4
期待していた巻末のおまけ?は無し。オセアノ以外の異星文明も話に加わって来て今後どうなるんだろう。最終4巻が楽しみです。それからクルケン結構良い味出してたなぁ。2016/04/15
雅
4
トッコとティホとクルケンの話も前向きで面白いし、この巻は個人的に好きな政界の駆け引き話や陰謀、小ネタが出てくるのでとても楽しめました。この巻は妙な「リアルさ」があったのが好みでした。セントールが急速に文明発達を遂げ、盛んに宇宙に進出しようとする理由とか、オセアノ人のことわざ「細枝を渡る」とかも進化過程を考えると本当にありそうな気がしますし。こういうのが好きなのでもっと増やして欲しいです。2013/05/03