目次
クリスチャンにささやく
さざめく亡霊たち
心臓音
クリスチャン・ボルタンスキーインタビュー
影の劇場
ささやきの森
アニミタス
眼差し
帰郷
ボルタンスキーと「死」の方便
ある神話の序章「アニミタス＿さざめく亡霊たち」によせて
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yashico
10
東京都庭園美術館で行われたボルタンスキー展公式本。現在開催中の大阪での個展を閲覧してから再読。『ボルタンスキーの長いキャリアを通して探求しているテーマ、1人のひとりの生(存在)と死(消滅)、そして痕跡となる｢記憶｣』豊島にある｢心臓音のアーカイブ｣に行った事を思い出した。死をテーマにしつつも隠れた遊び心をチラつかせる作品がとても好きだ。2019/04/07
かやは
6
ボルタンスキーのテーマは一人一人の生と死。その痕跡となる記憶。神話を作るように創作するという。鑑賞者自身も作品になる。音楽の楽譜のように、演奏するたびに変わる要素がある。膨大な数の要素を塊のように見せながら、そこから一つ一つを想起させる。古着と写真は「死体とほとんど同じだといつも思っている」と語る。二次元上では表現できない、実際にその場で体感する芸術。現実に新しい視点を与えるものを生み出している。自分はそういうものが好きだと最近知った。 2023/12/15
ybhkr
2
2017年１月。東京庭園美術館全部を使った展示。ポスターのような目録。音とノゾキ穴。写真撮影OKの楽しさ。でもやっぱ芸術とか美術って難解だなってイメージ。 2017/12/23
ひぽ
0
豊島にある心臓音のアーカイブにて購入。昨年東京にて開催された展覧会の公式本。展示された作品の詳細と作者へのインタビューなど。2017/03/06
カウチ
0
クリスチャン・ボルタンスキーの回顧展の記録。 2019年に日本でも行われた回顧展を前に読んだ。 金色のサバイバルシートや薄布にプリントされた画像の荒い写真の目など、象徴的なピースが並ぶ。 どこか素朴で、でも無駄が削ぎ落とされてストレートに感覚的な寂寞感や静かな迫力とでもいうべきものを伝えてくる。暗く、しっとりとして、でも突き放すようで、じんわりと重い。2019/01/13
