内容説明
敗戦から新たな戦前へ。8・15から「慰安婦」・教科書・女性兵士問題まで、戦後60年をジェンダーの視点で読み解く。
目次
1章 女たちの8月15日―その光と影(女にとって8・15は何であったか―アンケート五八一人の声から;戦後改革と女性―アンケート六四四人の声から;占領と女の「解放」;サンマタイム;「善行少女」の朝鮮戦争)
2章 “独立”から高度成長へ(苦い“独立”;「電化生活」へ、テイク・オフ!!―主婦論争の開始;ピープルのための日本国憲法改正私案;自分史のなかの「女子学生亡国論」;ああ丙午!―「近代」がもたらした「前近代」)
3章 戦前化する戦後(戦後史のなかの「12・8」と「8・15」;反原発運動と女性―柏崎刈羽原発を中心に ほか)
4章 “銃後の女”から“前線の女”へ(「これからの戦争」と女性;女も戦死する権利がある?;ジャンプ一番!女兵士戦闘配置へ?;軍隊内男女平等と自己決定権;再考・フェミニズムと軍隊)
5章 「慰安婦」と教科書問題をめぐって(戦争体験記のなかの「女性体験」;「慰安婦問題」という問題 ほか)
著者等紹介
加納実紀代[カノウミキヨ]
1940年ソウルに生まれる。1976年より「女たちの現在を問う会」会員。敬和学園大学教員
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