明石ライブラリー
消滅の危機に瀕した世界の言語―ことばと文化の多様性を守るために

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  • サイズ B6判/ページ数 423p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750316017
  • NDC分類 801.03
  • Cコード C0336

出版社内容情報

環太平洋地域の消滅の危機にさらされている言語・文化を守り、継承するための国際共同研究から生まれた成果を集約する。グローバル化する世界の中で、文化の多様性をいかに尊重していくのか。

第1部 言語の危機とは?――危機の状況・意味・現状
第一章 消滅の危機に瀕した言語――崩れゆく言語と文化のエコシステム 宮岡伯人
第二章 世界の言語はどの程度まで生存可能か バーバラ・F・グライムズ
第三章 周縁化とグローバル化による言語の危機 マティアス・ブレンツィンガー
第四章 自分たちの言語をどう見るか――言語維持のための主要因 デビッド・ブラッドレー
第五章 言語が生き残るとはどういうことか?――小言語の(そう単純ではない)将来についての考察 ヴィクター・ゴラ
第六章 言語の危機と言語の死――危機言語を保持し、再活性化するには スティーブン・A・ワーム

第2部 危機言語をどうするか?――保存・記録・調査
第七章 言語の大量消滅と記録――時間との競争 マイケル・クラウス
第八章 記述言語学と新たに記述された言語の標準語化 ヴィレム・F・H・アデラール
第九章 消滅の危機に瀕した言語の記録および保存 バーナード・コムリー
第十章 瀬戸際での出会い――危機言語の話者とのフィールドワーク コレット・グリンバルド
第十一章 研究者の任務・倫理と記録の方法 角田太作
第十二章 地元の

目次

第1部 言語の危機とは?―危機の状況・意味・現状(消滅の危機に瀕した言語―崩れゆく言語と文化のエコシステム;世界の言語はどの程度まで生存可能か;周縁化とグローバル化による言語の危機 ほか)
第2部 危機言語をどうするか?―保存・記録・調査(言語の大量消滅と記録―時間との競争;記述言語学と新たに記述された言語の標準語化;消滅の危機に瀕した言語の記録および保存 ほか)
第3部 日本およびその周辺における状況―琉球語・アイヌ語・日本語・太平洋地域(日本における危機言語と関連する諸問題;言語にかかわる傲慢と危機に瀕した言語;日本語本土諸方言研究の課題 ほか)

著者等紹介

宮岡伯人[ミヤオカオサヒト]
大阪学院大学情報学部教授

崎山理[サキヤマオサム]
滋賀県立大学人間文化学部教授

渡辺己[ワタナベオノレ]
香川大学経済学部助教授

笹間史子[ササマフミコ]
大阪学院大学情報学部講師
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