出版社内容情報
戦国時代末期,国人から身を起こし四国全域に覇を唱え,のちに秀吉の全国統一に従い,関ヶ原の戦いに敗れゆく長宗我部一族。その波瀾万丈の興亡の歴史を描いた江戸時代中期の軍記物語。
巻第1 一条殿土佐国下向の事/ほか
巻第2 山田治部少輔放肆の事/ほか
巻第3 西養寺物語の事/ほか
巻第4 岡豊・本山義絶并に長浜城夜討ちの事/ほか
巻第5 瑞応寺建立付り予岳寺の事/ほか
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巻第12 藤目の城両度合戦の事/ほか
巻第13 三好笑岸斎阿州下向の事/ほか
巻第14 秀吉公四国御退治手配付り元親出陣の事/ほか
巻第15 長宗我部父子西国発向并に軍評定の事/ほか
巻第16 世継ぎ評議の事/ほか
巻第17 朝鮮の陣発起の事/ほか
巻第18 志和一族誅伐の事/ほか
巻第19 元親卒去付り雪蹊寺の事/ほか
巻第20 盛親帰国の事/ほか
内容説明
『土佐物語』は、江戸時代の宝永5(1708)年、土佐の吉田孝世によって書かれた軍記物語です。戦国末期に活躍した土佐の武将長宗我部元親の生涯を中心に、長宗我部の興起から滅亡に至るまでの過程を叙述したものです。それを現代の人々に読み易く分かり易いものにしたいと考え、できる限りくふうしました。