出版社内容情報
多様化する女達の生き方・価値観。晩婚・晩産・少産・少子化現象。空洞化の一途をたどる近代家族。高齢化社会が女達にもたらしている桎梏……。90年代フェミニズムが直面する課題を検証する。
一講 HANAKOさんの自立―消費社会を浮遊する性
二講 生きること・人間・女性であることについて
三講 女性登用の新たなシナリオを―日本的雇用慣行を越えて
四講 女性像としてのHANAKOさん
五講 私らしさとジェンダー規範
六講 「女の政治」(ジェンダー・ポリティクス)の現在
七講 現代家族の課題
八講 民法改正と夫婦別姓のゆくえ
九講 主婦フェミニズムを越えて―ポスト五五年体制家族へ
内容説明
本書では日本の今の現状を「企業中心・ライフスタイル管理型家父長制」と定義するところから、この90年代末を生きる日本社会の女性の現実をとらえ、日本のフェミニズムが主婦フェミニズムといわれてきたその限界を超える女性学の方向を考える。
目次
1講 HANAKOさんの自立―消費社会を浮遊する性
2講 生きること・人間・女性であることについて
3講 女性登用の新たなシナリオを―日本的雇用慣行を越えて
4講 女性像としてのHANAKOさん
5講 私らしさとジェンダー規範
6講 「女の政治」(ジェンダー・ポリティクス)の現在
7講 現代家族の課題
8講 民法改正と夫婦別姓のゆくえ
9講 主婦フェミニズムを越えて―ポスト五五年体制家族へ