内容説明
国際連帯を図る文学運動。戦争を記憶する現代アート。愛唱される反戦歌などを論じ、平和の価値を表現する芸術の可能性をさぐる。
目次
1 文化交流による平和社会の創造への模索
2 文学と平和の危険な関係―「古典」による教育と平和の価値は共存できるか
3 メディア、アート、そして戦争の間に―現代アートと「パブリック・メモリー」の形成
4 越境するトロピカリズモ―ブラジルの前衛大衆音楽と対抗文化運動
5 平和のモデルとしての音楽―音楽の文化的暴力性の問題をめぐって
6 平和研究における音楽の可能性
7 ベトナムの反戦歌―チンコンソンの作品とその普遍性
投稿論文
学会動向―変化の時代における変革の平和学をめざして
書評