内容説明
明治政府の雇われ技師エッセルが謎の館で見た殺人死体とその消失。学園紛争の末期、医大生・氷倉がいるはずのない場所で遭遇した友人の刺殺体。二つの迷宮入り事件が現代の冤罪事件を調べる素人探偵・森江春策の前に立ち現れ、密室の謎の全貌が徐々に連鎖してゆく…ファン待望の「時の誘拐」姉妹篇、ついに完成。
著者等紹介
芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。新聞社勤務を経て、1990年『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。新本格推理作家の旗手のひとりとして作家活動に入る。意表を突くトリックとストーリー展開、緻密な考証には定評がある。著書には『時の誘拐』(立風書房)『殺人喜劇の13人』(講談社文庫)『十三番目の陪審員』(角川書店)『怪人対名探偵』(講談社)『和時計の館の殺人』(光文社)他がある
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感想・レビュー
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maren
2
ちょっと長い。もう少しコンパクトにまとまるとよりいいなと2013/11/30
たなと
2
トリックとしては割とよく見るものだったりするんだけど、過去の事件とリンクして謎解きをしてるのでかなり豪華な感じになっていて面白かったです。が、過去のお話の方に注目がいってしまって、最終的に犯人?あ、あなただったの。そう。みたいな冷めた感じになってしまった。。意外なところを狙っていたはずなのにねぇ。2011/10/03
おふねやぎっちらこ
1
面白いぜ、芦辺 拓のシリーズを読みたくなった。2010/07/11
二分五厘
0
2001.4.28