内容説明
日本の瓦は、朝鮮半島から伝わった。百済の瓦と日本の朝鮮系瓦を検討し、両地域の多様な瓦や古代寺院に迫る。また各地の朝鮮系瓦の系譜などから、日本と朝鮮半島が豪族・民衆レベルでも深く関わっていたことを解明する。
目次
第1部 百済の瓦(漢城時代の瓦;熊津・泗〓(ひ)時代の瓦
泗〓(ひ)時代の地方の瓦―大田鶏足山城の瓦を中心に
百済滅亡後の扶余地域の瓦―百済寺院のその後)
第2部 日本の朝鮮系瓦―瓦からみた古代日韓交渉(畿内の朝鮮系瓦;吉備の朝鮮系瓦;山陰の朝鮮系瓦―出雲・石見地域を中心に;北部九州の朝鮮系瓦―豊前地域を中心に ほか)
朝鮮半島から日本への瓦の伝播
著者等紹介
亀田修一[カメダシュウイチ]
1953年福岡県に生まれる。1980年九州大学大学院文学研究科修士課程修了。岡山理科大学教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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