内容説明
戦後の歴史研究をリードした永原慶二。その教え子や同僚が、封建制・荘園制・戦国史などの研究と、人柄や知られざるエピソードを語る。年譜・著作目録も収録し、平和と人権の確立を求めた「永原史学」の足跡を振り返る。
目次
1 研究と思い出(私の中世史研究;懐かしい先輩・同僚・教え子たち―私のアルバムから;私の八・一五前後)
2 永原慶二氏の歴史学(永原慶二氏の歴史学―「アカデミズム」と「マルクス歴史学」;永原慶二氏の荘園制論の成果と課題;永原慶二氏の大名領国制論)
3 永原慶二先生の思い出(お別れ式から;一橋大学の友人・教え子たちの思い出;日本史研究から;さまざまな活動と交流)
4 年譜・著作目録
5 ご家族より(いま、思うこと;父の思い出)