日本歴史民俗叢書<br> 山と里の信仰史

日本歴史民俗叢書
山と里の信仰史

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  • サイズ A5判/ページ数 300,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642073547
  • NDC分類 387
  • Cコード C3339

内容説明

本書は、著者のフィールドワークの成果をもとに、庶民の日常的信仰の実態、さらに稲荷信仰、講集団を通して、日本の宗教社会を考える。

目次

第1部 山岳信仰と修験(霊山信仰と女人禁制;山岳信仰と講;木曽御岳信仰と御岳講;岩木山信仰と信仰圏;金華山信仰と巳待ち;戸隠信仰と巳待ち;浅間山信仰と修験)
第2部 稲荷信仰と地域社会(地域社会と稲荷信仰;稲荷信仰と民衆生活;江戸の稲荷信仰)
第3部 信仰集団と地域社会(ムラと講―大阪府豊能郡西能勢町上山辺の場合;ムラと信仰集団―岡山県美作地方;地域社会と講―福井県若狭地方;代参講の地域性)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

20
木曾御嶽信仰と御嶽講は第1部第3章。木曾御嶽の場合、利生御前が中腹まで登りそこで死んで、御湯権現に祀られ、「今に至って女人此の岳に詣でる者此の地を以て限り為し」(「木曽御嶽山縁起」20頁、但し漢文の書き下し文は引用者)。男尊女卑の女人禁制。中世以後、水田労働は男性中心で、 社会も神社には女性が近づけなかった(21頁)。木曽の御嶽信仰は、山麓のムラに里宮としての御嶽神社と御嶽の小祠を成立。中世末~近世中期にかけて、御嶽道者に支配されていた。行者が成立し、御嶽講が組織されて近世末期に地域社会に浸透(27頁)。2014/10/15

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