感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫丸
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ハイカラ大臣一代記。この人の思想は自由民権運動と交わることはなかった。むしろ民権派の限界を超えて21世紀スタンダードを眺望する新しさがあると思われる。英国密航が19才。早くも22才時点で政府要職に抜擢さる。明六社立ち上げ時が27才。まこと早熟の秀才である。といっても明治の立役者は皆同じようなものだが。高校の教科書では国家主義教育の推進者とされていたように記憶する。しかし森の思想は漸進的に封建遺制を解体、自立思考する強靭な知性と肉体を備えた国民による自由な国家を樹立するにあった。単なる洋モノ崇拝者ではない。2019/12/25
高橋かぼす
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※自分用メモ 「国際場裡での烈しい競争に打ち勝ち、国家の独立を確保するためには、性急な知的訓練も、また空疎な修身教育も役立たない。この課題を解決する唯一の方法は、人間の内部から善良正確気質と合理的な能力を育て上げることだということを森はよく知っていたのである。」 岩倉使節団顛末、駐英公使時代に味わった西洋との大きなギャップから、国民の心体を強化する教育制度を推進していった。どこか影のある家庭環境が森を殊更に職務にのめり込ませ、同様な潔癖さを他者にも要求していたように思える。2021/02/14
多読多量連投が日課だった
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デマで暗殺とか。2017/08/18
