日本近世交通史論集

日本近世交通史論集

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  • サイズ A5判/ページ数 610p
  • 商品コード 9784642032766
  • NDC分類 682.1

内容説明

交通史研究会長児玉幸多先生には、昭和61年12月8日をもってめでたく喜寿をお迎えになります。この慶事にあたり、児玉先生より日頃大変お世話になっている交通史研究会の会員諸賢から、近世交通史の論文集を発刊して先生の御恩にむくいようとの気運がたかまり、昭和59年5月26日(土)、文教大学で開催された交通史研究会委員会の発議によりまして、記念の論文集を刊行することに決定しました。

目次

宝暦・天明期における幕府の宿駅・助郷政策(深井甚三)
越中加賀藩領における助郷の存在形態(保科斉彦)
幕末期における東海道新居宿の加宿財政(渡辺和敏)
近世中奥街道における仲付駑者と宿駅の争論(伊藤好一)
甲州道中における中馬稼の展開(増田広実)
近世における越後の関所(丸山雍成)
幕末飛騨国口留番所の存在形態(五十嵐富夫)
奥州仙台における定飛脚問屋について(藤村潤一郎)
琉球王国の街道(山本弘文)
「越訴」と代表者の旅(宮崎克則)
中世末交通の特質について(奥野中彦)
幕府川船改役の海船支配について(川名登)
近世後期における中利根川水運と商品流通(丹治健蔵)
近世の商品流通と仲間組織(平川新)
幕藩制下の全国市場形成と加賀藩蔵米の動向(高瀬保)
幕藩制成立期における領主的商品流通の展開(中野等)
新綿番船と新酒番船の起源について(柚木学)
文政期漂着唐船の泉州沖航行(三浦忍)