鎌倉政権得宗専制論

鎌倉政権得宗専制論

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  • サイズ A5判/ページ数 430,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642027861
  • NDC分類 210.42
  • Cコード C3021

出版社内容情報

得宗は執権に代表される幕府要職を世襲した北条氏嫡宗の呼称である。北条氏をはじめ、長崎・安達氏ら200名を超える要職就任者の家系を調査・分析する新たな方法により、得宗専制の基盤と構造を解明する。独自の家格秩序の存在を明らかにするとともに、弘安新御式目や寄合など得宗専制に関わる諸問題を取り上げ、後期幕府政治体制の変化を究明。〈主な目次〉序論=研究史とその問題点(研究史とその問題点/本書における研究の方法)/Ⅰ=鎌倉政権における家格秩序の形成(小序・幕府役職と家系/北条氏の家格秩序/幕府職制を基準とする家格秩序の形成/得宗家公文所と執事-得宗家公文所発給文書の分析を中心に/得宗家執事長崎氏/諏訪左衛門入道直性について/尾藤左衛門入道演心について)/Ⅱ=鎌倉政権後期政治史の研究(「弘安新御式目」と得宗専制の成立/嘉元の乱と北条貞時政権/北条高時政権の研究)/結論=専制と合議/あとがき/寄合関係基本史料/鎌倉政権要職就任者関係諸系図/鎌倉政権上級職員表/人名索引

内容説明

得宗は北条氏嫡宗の呼称である。幕府要職就任者の家系を調査・分析する独自の方法により得宗専制の実態を解明し、家格秩序の存在を明らかにする。あわせて新式目や寄合などを取り上げ、後期幕府政治体制の変化を究明。

目次

第1部 鎌倉政権における家格秩序の形成(北条氏の家格秩序;幕府職制を基準とする家格秩序の形成;得宗家公文所と執事―得宗家公文所発給文書の分析を中心に;得宗家執事長崎氏;諏訪左衛門入道直性について;尾藤左衛門入道演心について)
第2部 鎌倉政権後期政治史の研究(「弘安新御式目」と得宗専制の成立;嘉元の乱と北条貞時政権;北条高時政権の研究;専制と合議)