有斐閣選書
ジャーナリズムの科学

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  • サイズ B6判/ページ数 355,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641280465
  • NDC分類 070
  • Cコード C1336

出版社内容情報

情報技術の発展により「情報革命」が新しいメディア環境を生み出した。
欧米では資本の論理を優先させたジャーナリズム状況が生まれている。
我が国のメディア環境の将来も見据え,現代メディアの問題点を分析,
その課題を説く本書は,ジャーナリズム研究の新地平を拓く。

   《主な目次》
 序 章 ジャーナリズム研究の方向性・方法・課題
第1部 歴史とジャーナリズム
 第1章 新聞――もう1つの世界史
 第2章 日本におけるマス・メディアの発展過程
 第3章 歴史の中のジャーナリズム──言論・報道の歴史責任と未来責任
第2部 生活世界とマス・メディア
 第4章 グローバル・メディアと「文化帝国主義」論以後
 第5章 国家・メディア・制度
 第6章 メディアの公共性とジャーナリズムの倫理
 第7章 テレビ・ジャーナリズムの思想
 補論 日本の選挙報道の何が問われたか
第3部 定点観測・民衆とジャーナリズム
 第8章 現代沖縄ジャーナリズムの思想
 第9章 「戦後50年」目の対日”戦勝”報道
 第10章 皇室報道にみるメディアの日本的特質
 第11章 戦争とジャーナリズム

内容説明

ジャーナリズムが時代傾向や政治と真正面に向きあわず、輝きを失っていった過程で、マス・コミュニケーション研究やメディア研究が盛んになっていった、反比例してジャーナリズム研究が先細りになっていくという事情のなか、本書は、素朴な疑問を「今」というこの時代によみがえらせて、若い学生や現場の人たちとジャーナリズムについて語り合うための本である。

目次

ジャーナリズム研究の方向性・方法・課題
第1部 歴史とジャーナリズム(新聞―もう1つの世界史;日本におけるマス・メディアの発展過程;歴史の中のジャーナリズム―言論・報道の歴史責任と未来責任)
第2部 生活世界とマス・メディア(グローバル・メディアと「文化帝国主義」論以後―国際コミュニケーションの視点から;国家・メディア・制度―生活世界の中のマス・メディア;メディアの公共性とジャーナリズムの倫理 ほか)
第3部 定点観測:民衆とジャーナリズム(現代沖縄ジャーナリズムの思想―ジャーナリズムにおけるグローバルとローカル;「戦後50年」目の対日“戦勝”報道―国際報道における英国プレスの一断面;皇室報道にみるメディアの日本的特質―「大衆天皇制」とジャーナリズム ほか)