有斐閣選書<br> 社会史への途

有斐閣選書
社会史への途

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  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641182349
  • NDC分類 362
  • Cコード C1330

内容説明

政治史、経済史、文化史の枠を超えた総合的な視角から、人間や人間集団を「全体的」にとらえる「全体史」を志向する社会史への招待。

目次

第1章 フランス 「アナール」学派と「新しい歴史」(竹岡敬温)
第2章 イギリス 「残余の要因」から「全体史」へ(川北稔)
第3章 ドイツ 社会と国家のはざまで(早島瑛)
第4章 政治文化 イメージと心性の政治文化史(阿河雄二郎)
第5章 教育・民衆文化 学校をみずからのものに(松塚俊三)
第6章 犯罪・刑罰 フーコーと下からの社会史(矢野久)
第7章 病気 栄養不良の社会史―脚気とペラグラ(見市雅俊)
第8章 日常生活 方法としての日常生活―日常生活史・ミクロの歴史学・歴史人類学(山本秀行)
第9章 家族 歴史の中に埋もれていた家族(岡田あおい)
第10章 女性 連続か、変化か―女性の社会史(今井けい)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

festa

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社会史と書いているが、歴史学史としての側面のほうが大きい。歴史学がどのように発展してきたかを概観できるので、非常に有益だった。問題点としては、近現代史学しか扱ってないことで、ギリシャやローマ史、オリエンタリズムなどは排除されている。2013/05/20

yanapong

0
「社会史」に関する日本の研究者による論考集。定義、全体の研究史、各論の研究史。2010/08/16

shi 2

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社会史とは、本書の言によれば歴史社会科学的な歴史学分野である。すなわち、統計データや個人の手記、膨大な同時代資料(雑誌記事、戸籍、図像etc)を収集、分析、分類し素材とすることで、ある時代における社会の動態や人々の生活、営為、共通理解や集合的観念としてのイメージや精神性を総合的に明らかにする、越境的な分野である。2021/09/13

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