内容説明
他人から学ぶだけではなく、疑い、問い、そして自らを表現することが、とりわけ女性にとって、いま必要なのではないか。日頃感じている憤懣や疑問を大事にしつつ、自己の経験を問い直すこと。これが女性学の出発点である。ウーマンリブから20年、日本の女性学の創始者が書き下ろしたテキスト決定版。
目次
プロローグ 女性学の誕生
1 つくられる女の子―幼児期における性役割の形成
2 女子と男子の学校生活―教室の中での性役割の形成
3 恋愛と結婚―“結婚理想”はこうしてつくられる
4 母になるということ―根強い母性信仰
5 働く女たち―職場における性差別
6 主婦の一日―なぜ病むのか
7 変わる女の一生―人生80年代時代