内容説明
この本は、医療事故、ミスあるいは被害といわれる悲劇の具体的ケースの紹介と、それについて相談を受けて検討した医師と弁護士の問題点の把握と、裁判などを含めたその後の展開、さらに似たようなケースについての判決例を紹介し、そしてその事件の社会的位置づけ、つまり「被害」にあっていない人たちにとっても、「関係があるのですよ」ということを指摘した「周辺の問題」の各部に分けて書かれている。
目次
現実のケースから(問診;診察;検査;注射・投薬;手術;その他の治療;経過観察・家族の問題;病院選びの失敗;救急医療;産婦人科;先端医療をめぐって)
医療被害にあわないために・あったとき(医師からのアドバイス;弁護士からのアドバイス)
鼎談・ハイテク医療は万能か(中川米造・本田勝紀・弘中惇一郎)