内容説明
日本経済を真に再生するには、産業競争力を強化し中長期的な発展基盤を整備する必要がある。地域の産業集積におけるイノベーションを重視したミクロ的アプローチによって、雇用創出というマクロ的効果を生む論理を導き出す、いままでにない日本経済再生の書。
目次
第1部 産業集積(産業構造の多様性と地域経済の「頑健さ」―群馬県桐生市、太田市および大泉町のケース;産業集積再活性化への挑戦とジレンマ;産業集積における新産業の創出;IT産業の地方集積の課題)
第2部 イノベーション(変容する日本型産業集積―イノベーティブクラスターへの遷移に向けて;中小企業ネットワークの日中英比較―「小世界」組織の視点から)
第3部 雇用創出(地域経済の活性化と雇用の創出;統計データが語る地域経済と雇用の現状)
著者等紹介
橘川武郎[キッカワタケオ]
東京大学社会科学研究所教授。専門分野、日本経営史、エネルギー産業論
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