日本の産業クラスター戦略―地域における競争優位の確立

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641161979
  • NDC分類 601.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

日本の産業を活性化し,長期不況を打破する要として「産業クラスター」が注目を浴びている。本書は産業クラスターの経済効果を理論的・実証的に分析し,政策的インプリケーションを与える。産学官の関係者必読の書。

目次

はじめに…石倉洋子
新しい日本をめざして…マイケル・ポーター
第1章 今なぜ産業クラスターなのか…石倉洋子
第2章 クラスター理論の検討と再構成――経営学の視点から…金井一頼
第3章 企業から見たクラスターの意義と活用…石倉洋子
第4章 欧米先進事例から見たクラスター形成・促進要素…前田 昇
第5章 地域産業政策としてのクラスター計画…山崎 朗
第6章 空間経済学の視点から見た産業クラスター政策の意義と課題…藤田昌久
第7章 日本の産業クラスター戦略に向けて…石倉洋子・藤田昌久・前田 昇・金井一頼・山崎 朗
資 料 「地域のネットワークが企業経営に及ぼす影響」に関するアンケート調査

内容説明

本書では、なぜ今クラスターの考え方が注目されているかという背景を、事業環境の変化や日本の現状を踏まえて説明し、日本におけるクラスター計画の意義を明確にしている。また、空間経済学という経済学のなかでも新しい分野や、戦略論・組織論という経営学の広い範囲から、クラスター理論を捉え、位置づけようとしている。実証面では、欧米のクラスター事例と日本のクラスター事例の比較、日本の産業クラスターの簡単な事例研究と3地域の企業へのクラスターの効果に関するアンケート調査、歴史を持つ九州におけるシリコン・クラスターの進化について、政策面を含めて分析している。

目次

第1章 今なぜ産業クラスターなのか
第2章 クラスター理論の検討と再編成―経営学の視点から
第3章 企業から見たクラスターの意義と活用
第4章 欧米先進事例から見たクラスター形成・促進要素
第5章 地域産業政策としてのクラスター計画
第6章 空間経済学の視点から見た産業クラスター政策の意義と課題
第7章 日本の産業クラスター戦略に向けて

著者等紹介

石倉洋子[イシクラヨウコ]
1949年生まれ。ハーバード・ビジネス・スクール(経営大学院)経営学博士課程修了(DBA)。現在、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。専門分野は経営戦略、マーケティング戦略

藤田昌久[フジタマサヒサ]
1943年生まれ。1972年、ペンシルバニア大学にてPhD in Regional Science取得。現在、京都大学経済研究所教授、JETROアジア経済研究所長。専門分野は空間経済学(都市・地域・国際貿易)

前田昇[マエダノボル]
1944年生まれ。慶応義塾大学大学院修士、高知工科大学大学院学術博士。現在、大阪市立大学大学院創造都市研究科教授。専門分野は起業論、国際ビジネス論

金井一頼[カナイカズヨリ]
1949年生まれ。神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、博士(経済学)。現在、北海道大学大学院経済学研究科教授。専門分野は経営戦略論、ベンチャー経営論

山崎朗[ヤマサキアキラ]
1957年生まれ。1986年3月九州大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。現在、九州大学大学院経済学研究院教授。専門分野は経済地理学、産業経済論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

snzkhrak

1
産業・立地政策や都市経済学、成長・イノベーション論、今後はこうしたものを拠り所に都市開発が進んでいくんだろう。少し古いかもしれないが、見取り図的な構成なので、また戻ってきたい一冊。2016/08/18

あたおろち

0
表題通り、日本の産業クラスター戦略に関する教科書。ワインの事例は、オーストラリアのワインクラスターに関する記述が少しある程度2021/10/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/274526
  • ご注意事項