分業と競争―競争優位のアウトソーシング・マネジメント

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  • サイズ A5判/ページ数 291p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641161764
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C3034

出版社内容情報

競争優位の実現のためには,外部の企業との分業をどのように営んでいけばよいのか。日本の自動車メーカーによる部品メーカーへの製品開発のアウトソーシングの実証分析に基づいて,優れた成果をあげながらさらにイノベーションを追求していくための経営のあり方を探る。
自社競争力の根幹に関わる業務を外部企業に任せながらも競争優位を実現するアウトソーシング・マネジメントの研究。

目次
第1章 アウトソーシングのジレンマ:問題の所在
第2章 分析の視点:これまでの研究と次なる問い
第3章 分析の進め方:枠組み,デザイン,データ
第4章 分析結果の全体像:定量分析の結果を中心に
第5章 分業の外的マネジメント:関係とやりとり
第6章 分業の内的マネジメント(1):内部組織のまとまり
第7章 分業の内的マネジメント(2):知識のマネジメント
第8章 ケース分析:日産リバイバル・プラン
第9章 結び:分析結果の意味と今後の研究課題
 付属資料1:定量分析で用いた変数の定義と測定
 付属資料2:定量分析(補足)
 付属資料3:インタビュー調査面会者リスト

内容説明

企業は競争優位の実現に向けて他社との分業をどのように営んでいけばよいのか。本書はこのことについて考えるものである。本書では、日本の自動車産業を題材として取り上げて、自動車メーカーによる部品メーカーへの製品開発のアウトソーシング(新車用部品の設計開発の委託)の実例を分析することで、競争優位を実現し、さらにはイノベーションを追求していくためのアウトソーシング・マネジメントのあり方を探った。

目次

アウトソーシングのジレンマ:問題の所在
分析の視点:これまでの研究と次なる問い
分析の進め方:枠組み、デザイン、データ
分析結果の全体像:定量分析の結果を中心に
分業の外的マネジメント:関係とやりとり
分業の内的マネジメント(内部組織のまとまり;知識のマネジメント)
ケース分析:日産のリバイバルプラン
結び:分析結果の意味と今後の研究課題

著者等紹介

武石彰[タケイシアキラ]
1958年東京都に生まれる。1982年東京大学教養学部教養学科国際関係論卒業。1982年株式会社三菱総合研究所入社。1990年マサチューセッツ工科大学スローン・スクール経営学修士(M.S.)取得。1998年マサチューセッツ工科大学スローン・スクールPh.D.(経営学)取得。1998年一橋大学イノベーション研究センター助教授、現在に至る
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