内容説明
シャウプ勧告を深く読み込んでなされる主張には、現在においても新鮮で刺激的な問題提起が含まれるとともに、学問的格調ともいうべきものが感じられる。本号では、シャウプ勧告を座標軸として、現在の租税政策や租税法学の課題を検討する論説やシンポジウムの記録が掲載されている。
目次
論説(シャウプ勧告の歴史的意義―21世紀に向けて;抜本的税制改革以後の税制とシャウプ税制;租税行政手続における権利義務関係―出発点としてのシャウプ勧告;シャウプ勧告における所得税―譲渡所得を中心として)
シンポジウム・シャウプ勧告50年の軌跡と課題
学界展望・租税法学界の動向(平成11年度)
判例回顧(シャウプ博士の御逝去を悼む;学会記事)