目次
法の支配をめぐる諸問題の整理と検討
〈法の支配〉という規範伝統―一つの素描
立憲主義・法の支配・法治国家
行政法からみた日本における「法の支配」
何のための法の支配か―法の闘争性と正統性
法治国家原理の展開
法の支配と不確定性
法の支配の分析視座―比較憲法学のための枠組設定
法の支配をめぐる議論について―総括的コメント
リバタリアニズムと論理整合的な制度についての試案―相続制度否定論とその下で要請される三つの制度
メタ倫理学的自然主義再考―価値論と人間科学
「セクシュアリティ」をめぐる平等論のディレンマ―「アイデンティティ」の相克の下で
パトリオティズムと世界市民主義―カントの公共体観念を素材として
不法と闘争の法哲学―イェリネックの法理論
解釈概念の歴史的展開―J・シュレーダー『学としての法』の紹介