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- > いじめ・非行・不登校・引きこもり
内容説明
ただ浮遊しているように見えたり、苛立ちや不安をコントロールできないように見える著者にも、内的葛藤は尽きない。おとなはハードルとなって、彼らの脚力を試し、きたえながら、飛躍のためにひきしばられる筋肉の動きや、したたる汗を、眺めていた方がいい。その時、彼らは自分がいま、なにを超えようとしているのかを考えるだろう。なんのために、どこへ跳ぼうとしているのかを考えるだろう。現代の若者を読む。
目次
プロローグ 私探しということ
1 パロディとしての青春(青春する世代;テレビは友だち;情報中毒者の深層)
2 豊かな社会のまん中で(仮面ライダー世代の弱み;愛さずにはいられない;アルバイト大好き)
3 ほとんど従順・ちょびっと逸脱(校内暴力が懐かしい;行き先のない通過儀礼;未成年お断り文化)
4 おとなは笑ってくれない(おとなへの眼差し;檻とハードル)
エピローグ 「いま」と「ここ」について