感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Midori Nozawa
8
聖書の膨大な内容のエッセンスをユーモアたっぷりの表現で、ダジャレもところどころで書かれています。宗教は人によって話題にすることを避けることが多いです。けれど本書は聖書の疑問を軽快なタッチで答えておられる。それができるのは、聖書をよく御存じなのだろう。教会でマタイ伝のリポーターになったことがきっかけで、ここ数日聖書の本ばかり読んでいます。少しでも参加者の方々に興味をもっていただけるように願っています。読み始めは退屈でたまらないのですが、リズム感の良い文章で、生半可な理解ながら、最後の頁に着地しました。2020/05/06
もちもち
2
千代崎牧師による、聖書の解説書。これは最低限の知識がないと難しいのかしら。わたしは、ほんの少しの知識くらいは持っていたので、とてもおもしろかった。最初、見出しだけを見ていたときにはなんとなく(難しそう…?)とか思っていたけど、読んでみたらスイスイ読めた。本文中に告解について述べられていた箇所に「自白すれば簡単にゆるされるとなったら、犯罪者をつけ上がらせる恐れがある。自分を愛してくれている人が身代りに死刑になったと知れば、再び罪を犯せなくなるであろう。(p.177)」という一文に大きな大きな感銘を受けた。2012/06/30
my_you
1
世の中には聖書1節も読まずに死ぬひともいるでしょう。そんなひともせめてこの本くらい読んでおくと、ほんのちょっとの知識くらいはつく。そんなおもしろでもないけど、キリスト教者の本的な温かみがある。2010/09/01