内容説明
いま“シングル”が静かなブームをよんでいるという。私はこの本を、1人の人間における存在の意味とその社会的パフォーマンスの間の分断をつなぐものとして、あるいは家族の内的意味と社会構造に占めるその位置とのトータルな考察へのささやかな見取図のつもりでまとめた。
目次
1 いまなぜシングルか
2 ありのままのシングル・ライフ―15の肖像
3 シングルとカップルのあいだ
4 新しい波としてのシングル・カルチャー(シングルで生きるということ;家族の矛盾をどうこえるか)
5 シングル感覚からシングル・カルチャーへ