内容説明
環境問題の激化に伴い、西欧型近代化の是非や豊かさの内実が問い直され、従来の開発形態や発展パターンに代わる新しい理念が模索されるようになった。第5巻は、こうした“持続可能な発展”の概念に関する重要論攷を体系的に精選・抜粋し編集解題を付した。
目次
1 地球環境問題(東西冷戦の終焉と環境安全保障;オゾン層はどこまで守られているか ほか)
2 南北問題と環境(持続的発展と国際環境政策;国際分業を通じた資源と環境の収奪 ほか)
3 成長と発展を問い直す(GNP指標と公害問題;貧しさと豊かさ ほか)
4 新しい環境政策・手法の展開(予防原則の歴史と現代的意義;環境リスクの制御 ほか)
5 持続可能な発展とは何か(停止状態について;持続可能な発展へ向けて ほか)
著者等紹介
淡路剛久[アワジタケヒサ]
1942年生まれ。立教大学大学院法務研究科教授
川本隆史[カワモトタカシ]
1951年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授
植田和弘[ウエタカズヒロ]
1952年生まれ。京都大学大学院経済学研究科教授
長谷川公一[ハセガワコウイチ]
1954年生まれ。東北大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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