自然と人間

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  • サイズ A5判/ページ数 388,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641071872
  • NDC分類 519
  • Cコード C1336

出版社内容情報

環境危機の深化とそれに対する人類の知的営みの進歩を扱い、人間の環境問題への関わり方・捉え方の変遷と現状を鳥瞰する。

内容説明

第1巻は、環境危機の深化とそれに対する人類の知的営みの進歩を扱い、人間の環境問題への関わり方・捉え方の変遷と現状を鳥瞰する。環境を考える基本的な視点が得られる重要論攷を体系的に精選・抜粋し編集解題を付した。

目次

1 環境危機への警鐘と告発(沈黙の春―レイチェル・カーソン(青樹簗一訳)『沈黙の春』より
技術と成長の限界―ドラネ・H・メドウズほか(大来佐武郎監訳)『成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』より ほか)
2 自然と人間の伝統的かかわり(なわばりの文化史“共有と入会い”―秋道智彌『なわばりの文化史』より;近代のなかの森と国家と民衆―三井昭二「近代のなかの森と国家と民衆」内山節編『“森林社会学”宣言』より ほか)
3 社会科学における環境研究の源流(原口の原理―ロバート・マルサス(高野岩三郎・大内兵衛訳)『初版人口の原理』より
大工業と農業―カール・マルクス(マルクス=エンゲルス全集刊行委員会訳)『資本論』3、より ほか)
4 環境をとらえる視点(環境世界―ヤーコブ・フォン・ユクスキュル、ゲオルク・クリサート(日高敏隆・野田保之訳)『生物から見た世界』より
経済学の神話―ニコラス・ジョージェスク=レーゲン(小出厚之助ほか編訳)『経済学の神話』より ほか)
5 環境学としての自覚(環境容量の経済理論―A.V.クネーゼ、R.U.エイヤーズ、R.C.ダージュ(宮永昌男訳)『環境容量の経済理論』より
環境経済学の課題―植田和弘『環境経済学』より ほか)

著者等紹介

淡路剛久[アワジタケヒサ]
1942年生まれ。立教大学大学院法務研究科教授

川本隆史[カワモトタカシ]
1951年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授

植田和弘[ウエタカズヒロ]
1952年生まれ。京都大学大学院経済学研究科教授

長谷川公一[ハセガワコウイチ]
1954年生まれ。東北大学大学院文学研究科教授
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