内容説明
今日から21世紀にかけての現代社会の行方を論じる論稿は,いま,巷に氾濫していると言っても言いすぎではない。そして,そのうちのかなりの部分が,「高度情報化社会の到来」という予測の上に立って語られている。そうした社会の到来が,旧来のパラダイムに基本的な転換を迫っているという「共通認識」が形成されているように思われるが,企業経営を対象とした場合,この「パラダイム」の転換と,その後に形成されるであろうそれは,果していかなるものであろうか。
目次
序章 情報化社会をみる眼
1章 経営情報化の基本課題
2章 情報化のインフラストラクチャー
3章 高度情報化と企業経営へのインパクト
4章 情報化と企業間ネットワーク
5章 情報化とマーケティング
6章 多国籍企業と情報通信技術
7章 組織の意思決定と情報通信技術
8章 組織の情報化とパワー・ゲーム
9章 産業社会の変貌と情報化の意味