出版社内容情報
近代社会の到来は,江戸期までに「盲人」たちが達成していた自立,自活,自治というものを根こそぎ解体してしまった。近代のもつもう一つの側面を探る。 目次 古代社会と「盲人」 中世の「盲人」 近世社会の「盲人」 近現代の〈視覚障害者〉をめぐって
内容説明
本書では、記録に表われてくるようになって旧来の「盲人」の暮らしや営みを歴史的にふりかえろうとするものである。
目次
第1章 古代社会と「盲人」(『記紀』の「盲人」;仏教の伝来と「盲人」;平安時代の社会と「盲人」)
第2章 中世の「盲人」(鎌倉時代;室町時代)
第3章 近世社会の「盲人」(幕藩社会の成立と「盲人」;江戸期における「盲人」への刑罰;当道座中と「盲僧」集団の対立・抗争;瞽女)
補章 近現代の「視覚障害者」をめぐって