アメリカ・インディアンの歴史 (第3版)

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784639006077
  • NDC分類 389.5
  • Cコード C0022

出版社内容情報

アメリカ・インディアンの正当な歴史的役割を評価し,勝者のつくりあげた歴史像の虚像を追及する。 目次 今日のインディアン インディアンの祖先たち ヨーロッパ人との接触 イギリス植民地におけるインディアン・白人関係【ほか】

内容説明

「アメリカ・インディアン」とは、はたしてハリウッド製西部劇の描くような未開で野蛮なゆえに滅ぼされた過去の人なのであろうか?本書は彼らの正当な歴史的役割を評価し、勝者のつくりあげた歴史像の虚偽を追求する。

目次

第1章 今日のインディアン
第2章 インディアンの祖先たち
第3章 ヨーロッパ人との接触
第4章 イギリス植民地におけるインディアン・白人関係
第5章 インディアンとアメリカ独立革命
第6章 わが土地を守る戦いと文明化政策
第7章 インディアンの強制移住と「明白な運命」
第8章 軍事的征服から文化的破壊へ
第9章 民族的解体と再生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

4
アメリカ大陸への人類の移動から、1970年代のインディアン公民権運動までをコンパクトに解説。特に力が入っているのは、ヨーロッパ人植民以後のインディアンとの侵略と圧迫の歴史だ。これを読むと、少なくとも19世紀後半まではインディアン抜きに合衆国の歴史は語れないのがわかる。独立以前から北米にはイロコイ連合など幾つかの「国家」とも呼ぶべき集団があり、主体的にイギリスやフランスとも関わっていたし、アメリカ独立戦争はイギリスと共にインディアン国家との戦いでもあった。インディアンと「アメリカ人」双方の視点で歴史を見たい2015/01/24

3
アメリカ史はインディアンとの戦争だと言いますが、初期の先住民と中世のヨーロッパ人の異文化の対立・交流が綿密に織り込まれています。現在のアメリカ文化はインディアン文化や黒人文化を含んだ複雑で多様な社会になっていますが、その意味では出発点は確かに先住民との闘争にあります。インディアンは本当に羽で頭を飾り付け獣や幌馬車を襲う「紋切り型ハリウッド式インディアン」だったのか、から考察を始め、欧米文化至上主義に裏付けされたアメリカの西部開拓の中に呑まれていった彼らの「歴史的役割」を見直し、現代文化を再構成した本。2010/11/16

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