内容説明
新資料を駆使し、日本近代史を文化財の視点からとらえた初めての研究書。付録に「近代日本文化財関係文献目録」を掲載。
目次
近代日本文化財問題研究の課題
幕末奈良奉行と古物―川路聖謨と天皇陵
神武天皇陵考―特に塔垣内廃寺と国源寺を中心にして
天皇巡幸と「陵墓」の確定―弘文天皇陵の確定を素材に
近代における神話的古代の創造―畝傍山・神武陵・橿原神宮、三位一体の神武「聖蹟」
十五年戦争下の博物館の戦争展示
著者等紹介
鈴木良[スズキリョウ]
1934年に生まれる。1963年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1985年、立命館大学産業社会学部教授。現在、立命館大学産業社会学部講師(非常勤)
高木博志[タカギヒロシ]
1959年に生まれる。1988年、立命館大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、京都大学人文科学研究所助教授
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