目次
第1章 古ゲルマン時代
第2章 フランク時代
第3章 ザクセン朝下の「王国」と「帝国」
第4章 叙任権闘争の時代
第5章 初期シュタウフェン朝
第6章 後期シュタウフェン朝
第7章 ドイツ王国の国制変化
第8章 ドイツと中欧
第9章 帝国の構造変化
第10章 宗教改革の時代
第11章 反宗教改革から三十年戦争へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中村禎史
0
歴史の山川出版のドイツ史集大成、のような気持ちで本書を買って読んだが、正直期待はずれの部分が多かった。一読して欧文を和訳したと分かる章がいくつかあり、恐らく学生に訳させたのであろう、まともな日本語になっていない箇所もあった(特に8章)。各章は各時代の権威の先生方の執筆となっているが、その内どれだけが書き下ろしなのか、疑ってみたくなる。地図など図表が少ないのも不満。 ただ、シュタウフェン時代を描いた西川先生、宗教改革期を描いた森田先生の章など、読み応えのある章もあった。巻末資料も充実している。2011/12/03